【動物看護師執筆】猫コラム④ 猫のライフステージ

猫に限らず、すべての動物は誕生してから成長・成熟し、歳を重ねて一生を終えます。

このような動物の一生を、「ライフステージ」と呼びます。

猫の場合には、

子猫期(~6カ月齢まで)

若猫期(6カ月齢~1歳まで)

成猫期(2歳~6歳まで)

シニア猫(7歳以降)

に分かれます。

子猫期

誕生から6カ月齢までの時期をさします。

わずか6カ月で人の約10歳まで成長します。

生後3週齢くらいまでが授乳期、生後7週齢くらいで離乳期になります。

乳歯が生えそろい、離乳食を卒業して、子猫用の総合栄養食を食べられるようになります。

母乳に含まれる抗体が2~4カ月ほどでなくなってしまうので、

生後2~3か月ごろに最初のワクチン接種を行いましょう。

若猫期

およそ6カ月で性成熟を迎えます。

思春期にあたる時期です。

オスはメスの発情に影響されてマーキングや縄張り争いを開始します。

生後6カ月齢になれば、去勢・避妊手術が出来るようになります。

病気の予防、発情による鳴き声の防止、望まれない子供の繁殖、性的な欲求不満によるストレスなどから解放される、などのメリットがありますので、ご検討ください。

成猫期

2歳~6歳までの時期です。

気力や体力が最も充実した時期といえるでしょう。

比較的健康に過ごせる時期ですが、持病や遺伝性疾患が明らかになることもあります。

猫は不調を隠す習性がありますので、いつもと違う様子が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。

加えて、定期的なワクチン接種や、ノミやダニなど寄生虫の駆除もしましょう。

シニア猫期

7歳以降になると、シニア期に入ります。

個体差はありますが、老化が始まっていきます。

老いのサインとしては、

・食べるスピードが遅くなる

・遊びに誘っても反応が薄い

・白髪が生えてくる

・毛づくろいが下手になる

・動きが鈍くなる

などです。

猫ちゃんの平均寿命は15歳といわれていますが、最近では20歳まで生きる猫ちゃんもいます。

ギネス世界記録に登録されている最長寿の猫は、アメリカのクリーム・パフという名前の雌猫で、38歳と3日も生きたそうです。人間の年齢で換算するとなんと約170歳。驚きですね。

元気で長生きしてもらうためには、定期的な健康診断が必要です。

年に一回のワクチン接種の際に健康診断を行ったり、

自宅でも全身のチェックを定期的に行いましょう。

病気は早期発見・早期治療が大切なので、

少しでも異変が見られれば、動物病院での受診をおすすめします。

介護や看取りのことも考えなくてはなりません。

困ったことがあれば、なんでもご相談ください。

猫の年齢

人の年齢換算

生後6カ月

10歳

1歳

15歳

2歳

20歳

3歳

28歳

4歳

32歳

5歳

36歳

6歳

40歳

7歳

44歳

8歳

48歳

9歳

52歳

10歳

56歳

11歳

60歳

12歳

64歳

13歳

68歳

14歳

72歳

15歳

76歳

16歳

80歳

17歳

84歳

18歳

88歳

19歳

92歳

20歳

96歳

※個体差があります。あくまで目安としてご活用ください。