【動物看護師執筆】犬コラム④ 犬のライフステージ

すべての動物は、誕生してから成長・成熟し、歳を重ねて一生を終えます。

このような動物の一生を、「ライフステージ」と呼びます。

犬のライフステージは、細かく分けて、

新生子期、移行期、社会化期、若齢期、青年期、成犬期、シニア期になります。

 

新生児期

出生~2週間の時期です。

子犬は目が見えず、耳が聞こえず、母犬に完全に依存した状態です。

母犬が母乳を与え排泄を促します。

移行期

生後2週~3週の時期です。

目が見えるようになり、耳が聞こえるようになり、外界の刺激に気づき反応するようになります。兄弟同士の遊びもはじまります。

社会化期

生後4週~13週

脳が急激に発達します。コミュニケーション力を養い、様々な刺激に慣れる時期です。

様々なものを見せる・様々な人に会わせる・様々な音を聞かせる・様々な場所に行く、など、色んなものに慣れさせることが大切です。

ただし、ワクチンプログラムが終わっておらず免疫力が十分でないので、

外に行く際は抱っこするか、キャリーバックやカートに入れて外に連れ出してください。

社会化期は、犬の一生の気質を決める最も大切な時期と言えます。

若齢期

13週齢~6カ月齢くらいまで

社会化期で性格の基礎をつくり、若齢期で犬の性格が完成する、といわれます。

社会化期から培った経験が若齢期でしっかりと身につくように引き続き様々な刺激に慣らすのが大切です。

青年期

6カ月~1歳半くらい

犬種や固体による差がありますが、だいたい6カ月から1歳くらいまでに

性成熟を迎えます。

この時期は、すべての感覚器官が発達します。

歯の生え変わりがあるのもこの時期で、乳歯から大人の歯に生え変わります。

性成熟を迎え、6カ月ごろから雌犬はヒートが始まり、

雄犬はほかの犬に異常な関心を持ったり攻撃的になったりします。

6カ月齢を過ぎれば、避妊去勢手術が出来る時期になりますので、ご検討ください。

成犬期

1歳半~7歳くらい

精神的に落ち着いてきます。

肥満の心配が出てくる時期です。適切な食事と運動を心がけましょう。

身体的にも落ち着きますが、持病や遺伝性疾患が明らかになることもあります。

目には見えない不調もあるので、定期的な健康診断をおすすめします。

シニア期

7歳以降

人間の50代くらいになります。

老いが始まり、運動量が減ったり、被毛が白くなってきたきたり、目が白くなってきたきたり、目に見える変化があります。

また、体の中の衰えも始まってきますので、血液検査やレントゲン、エコー検査などの定期的な健康診断を受けることをおすすめします。

10歳以降になると、今までできていたことが出来なくなったり、痴呆になったり、

徘徊、夜泣きなどがみられるようになることもあります。

介護が必要になることもあるので、心構えが必要です。

犬の寿命は15年といわれていますが、最近では20歳まで生きる子もいます。

愛犬と一日でも長く健康に過ごしたいものですね。

介護の方法・注意点についてはまたコラムにまとめますので、ご参考頂ければ幸いです。

世界最長寿の犬

ギネス世界記録に記載されている犬は、オーストラリアにいたブルーイーという犬で、

29歳5カ月生きたそうです。1910年に生まれ、1939年に亡くなったそうですが、この記録は今でも破られていないそうです。ビックリですね。

犬の年齢

人の年齢換算

生後6カ月

10歳

1歳

15歳

2歳

20歳

3歳

28歳

4歳

32歳

5歳

36歳

6歳

40歳

7歳

44歳

8歳

48歳

9歳

52歳

10歳

56歳

11歳

60歳

12歳

64歳

13歳

68歳

14歳

72歳

15歳

76歳

16歳

80歳

17歳

84歳

18歳

88歳

19歳

92歳

20歳

96歳

※個体差があります。あくまで目安としてご活用ください。