腫瘍科認定医による腫瘍科診療

ペットの高齢化に伴い、「がん」を発症するわんちゃんやねこちゃんが増え、今や人間と同じように犬猫の死因は「がん」によるものがトップになっています。
そのために今の時代の動物病院では、「がん」に対する幅広い知識が求められるようになりました。特に「がんを見つける力」と「がん治療に関する知識」は重要です。

悪性腫瘍の場合、症状が出てから診断をつけても手遅れであることが多いです。そのため、予防接種での来院時や健康診断などでいかに早期にがんを発見してあげられるかが重要です。
また、がんの治療法は決して一つではありません。完治を目指す治療から、動物の痛みや苦しみを除いて生活の質を少しでも向上させるための治療など、多くの選択肢を持って、がん患者やご家族の皆様にとって最善の治療法を探していくことが大切です。

福井市・坂井市エリア唯一の獣医がん学会腫瘍科認定医(※)として、当院では腫瘍科に特に力を入れています。「がん」で苦しむ動物と、そのご家族の皆様に寄り添った診察を心がけており、少しでも多くの命を救う手助けができたらと日々精進しています。

(※ 2020年4月時点)

「がん」の治療法

当院では、外科手術から抗がん剤、レーザー療法まで様々ながん治療に取り組んでいます。

外科療法【手術】

腫瘍がその場所に限局している場合に適応されます。
遠隔転移や深部への局所浸潤を起こしていなければ完全に治すことが可能な効果的な治療法です。
すでに転移や浸潤が起こっている場合には、がん細胞を減らし、痛みや出血のコントロールのための緩和目的で適応するケースもあります。
当院では、高齢動物の麻酔リスクの軽減のため、外科手術用エネルギーデバイスTHUNDERBEAT(サンダービート)を使用しております。

サンダービートを用いた低リスク手術

動物への全身麻酔リスクや術部疼痛をできる限り軽減させるために、福井県初の最先端外科用デバイスを用いた手術に取り組んでいます。

化学療法【抗がん剤】

抗がん剤を用いてがん細胞を死滅させる治療法です。
リンパ腫などの血液腫瘍で多く使用されます。
その他に、外科手術後の補助療法として抗がん剤を使用するケースもあります。

放射線療法

放射線に感受性のある腫瘍で、手術が困難な場合に適応されます。
特殊な医療機器を用いるため、大学病院等の施設に紹介させていただきます。

レーザー温熱療法

外科療法や化学療法ができないがんに対して、がんの進行を食い止めたり小さくしたりするために行う治療法です。

動物に負担をかけないレーザー温熱療法

当院では福井県初導入の最先端レーザー治療機を用いた、動物に負担をかけない安全ながん治療に取り組んでいます。